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    WR250R - YAMAHA MOTOR, 2007
    CATEGORY:GOVERNOR

    完全に趣味の世界なのでGovernorで。

    YAMAHAからWR250Rが発表された。
    プロダクトとして素晴らしいものであろうことは別にして、なにより今回のYAMAHAの決断に興味がある。詳しくは専門雑誌などで今後取り上げられることだから、専門家の意見はそちらに任せるとして、今回の WR250Rの発表で思うところを少し。

    二輪車の国内市場における新車販売台数の実績はピークだった1980年代からすれば今はなんと75%減少の25%まで落ち込んでいる。この落ち込みにもプロセスと歴史があったわけで、この約20年間の苦労や激闘は私のような外部の人間には知る由もない。しかし、よく考えてみると、免許制度にしても、各社がリリースする新型車にせよどれも今ひとつパンチにかけており、むしろそれが販売をする上での王道であるのだろうと感じていた。

    一方では環境への配慮が進み、例えば出力など解りやすい数値においては「必要十分」レベルが完全にスタンダートとなっていた。

    もう少し具体的に言えば、排気量=大型が売れる一方で車検のない250クラスが最後の砦。価格=付加価値に対して価格がつけにくく、どれをとっても現実的なレベル。強烈に高いモノはなく、逆に安いものも存在しない。そのほか、出力、性能、スタイルなどたくさんの要素があるが、とにかく「平均的なもの」が新車にはあふれていた。

    そのような状況下突然登場したのがWR250Rである。排気量は250クラスでこれはこのテのバイクでは一番手が出しやすい。価格は驚きの70万円オーバーだ。これは安価な平均的モデルの2倍まではいかないが、クラスでみれば久々に「突き抜けた価格」を見たような気がする。最後にカテゴリーとして、四輪との比較を嫌うオフロード車というモノである。

    日本のバイク事情はここ最近どんどんヨーロッパ化が進んでいると思う。北米市場が圧倒的だったプレイライディングの影響は、世界に広まり、そして一回り。元々市街地の普段使いやフィールドまで出かけていくのに距離を走っていた日本とヨーロッパの人々の行動パターンが似てきたのか、普段のプレイのバランスを知らないうちに重視する気風が育ってきたのだと感じる。(それに対してアメリカの文化はどちらかと言えば「専用」が自然であると思う。両用というよりも、遊び用と普段用など)

    このような背景の中、WR250Rは求めていた1台であると思う。1台しか所有できない。1台で楽しみたい。できればその1台と長くつきあいたい。その願いにうまくバランスされる高性能+ちゃんとした価格。

    私が所有するとすれば50歳を超えたあたりがちょうどハマるのではないかと思っている。